被害について相談を受けたら
性暴力は、被害にあわれた方だけでなく、身近な人にも大きな影響を与えます
被害を打ち明けられたり、相談を受けたあなたが悩み続けないためにもまずはあなたがSaveぐんまにご相談ください
Saveぐんまでは、被害にあわれた方のご家族、周囲の人からの相談や学校、行政、医療機関などの関係機関からの相談も受け付けています
被害にあわれた人への接し方
- (被害にあわれた方の)安全を確保する
少しでも危険を感じたら、すぐに警察(110番)に通報してください - レイプ被害の場合は、医療機関への受診を勧める
- 「悪いのは加害者である」という認識を持つ
- 共感的に話を聞いて、受け止める
- あなた自身のこころとからだにも気を配る
気を付けて欲しいこと
- 怒ったり、責めたり、否定しない
- 被害を軽く見たり、疑ったりしない
- 問い詰めるような言い方や聞き方はしない
- 自分の価値観を押し付けたり、むやみに励まそうとしない
- 知り合い等に噂話をしない
子どもの被害を知ったら~身近な大人の方へ~
事実を受けとめ、子どもが悪いのではないということをわかって下さい
なぜ、そんなことになったのか信じられない気持ちになるのも当然です
子どもの記憶があやふやだったり、うまく説明できなかったとしても、話や気持ちを丁寧に聴いてあげてください
無理に聞き出す必要はありません
責めるのではなく、打ち明けてくれた勇気をほめてください
性暴力は、被害者が断りにくく、逃げにくい状況で起こります
子どもが大声を出せなかったり、その場から逃げられなかったりするのは無理もないことです
加害者は、顔なじみであるケースが多く、口止めされていたり、親切さを装っています
話せた子どもの力を認め、「あなたが悪いのではない」と伝えてください
安全な場で話ができることは、子どもの回復に繋がります
本人にとっては、イヤな記憶であっても忘れられるものではありません
むしろ大人が忘れさせようとすればする程、子どもは秘密を抱えなければならず、余計に傷ついてしまいます
できごとを隠そうとしたり、なかったことにしようとすると、子どもは必要なケアを受けることができません
安心できる場で少しずつ話していくことで、子どもは心や体の落ち着きを取り戻していきます
その子のペースで回復していくのを見守ってください
何かちゃんとしたことを言わなければと焦ったり、早く元気にさせなければと気負ったりする必要はありません
子どもが安心して日常生活が送れるよう、がんばれたところをほめてあげながら、自己決定を尊重し、あたたかく見守ってください
子どものケアをひとりで抱え込まないことが大切です
子どもの気持ちを思うと、自分のことのようにつらく感じる人もいます
被害を防げなかったことに、自責感をもつこともあります
大人自身も、安心して話せる人や、医療・相談機関のサポートを受けながら、無理のないように子どもの回復を支えてください